Pavilion Integration Corporation社のロースペックルレーザーを東京大学 理学系研究科物理学専攻 樋口研究室 助教授 茅 先生にご評価いただきました。

2020年 08月26日

オーテックスが取り扱うPavilion Integration Corporation社のロースペックルレーザーを東京大学 理学系研究科物理学専攻 樋口研究室 助教授 茅 元司先生にご評価いただきました。下記に茅先生に評価結果をおまとめいただきました。

今回ご評価いただいたのは・・・

茅 元司(かや もとし)先生

東京大学 理学系研究科物理学専攻 樋口研究室 助教授

骨格筋や心筋の収縮を担うタンパク質であるミオシン1分子の動態を高時空間分解能で計測するため、ミオシン頭部に直径40 nmの金ナノ粒子を標識し、その散乱像を高速カメラで撮影する。よりS/N比の高い散乱画像を得るためには、背景のノイズを下げる工夫が必要であり、ロースペックルレーザーを用いることで金ナノ粒子周辺のスペックルを下げることができ(下記図参照)、100 µsの時間分解能で0.3-0.4 nmの位置精度を達成することに成功した。

図 金ナノ粒子の散乱像(10000フレーム/秒で撮影)
左)通常のレーザーを使用.右)Pavilion社ロースペックルレーザーを使用。
ロースペックルレーザーでは、背景のノイズが軽減されている。

Pavilion Integration Corporationのロースペックルレーザーは世界的にDNAシーケンサー、セルソーター等のスペックルを嫌う用途でA社B社、様々なメーカーに中心に採用されております。今後、更に国内においても各種顕微鏡、イメージング用途に採用されることが見込まれます。
デモ機もございますので、下記お問い合わせから、お気軽にお問い合わせください。

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